良い家づくりとは?

良い家作りは住む人が安心し、自然と共存できる環境に近づける家だと思います。

家を建てると様々な材料や資材が必要になります。

家を建てる事により、家電製品の買い替え、車の買い替えや、暖房費のアップなどもあります。

長野県では地域性により寒冷地対応住宅にするために他県の温和な地域とは違う部分があるからです。

掃除機はダニ取り機能の付いた物から、洗濯機は乾燥機の付いた物、電子レンジにオーブンの組まれた物、給湯暖房は灯油式の物、加湿器などが買い足し物となってくるかもしれません。

建物ではビニールクロス、新建材、照明器具、暖房機なども家作りには大切なものです。

しかし、ビニールクロスの家はとにかく匂いがあり、空気が良くありません。

暖房も灯油式の物は(パンチ)力があり快適ですが、暖め過ぎると乾燥しすぎて体に良くありません。

・・・では、どんなところに気を配り、家作りをすれば良いのでしょうか。

それには体に優しい材料を選び、そして環境を考えた暖房と電化製品を選ぶことだと思います。

良い家作りは、自然と共存できる家作りにすることが、自然破壊が減り環境に優しいということになりますから、当然体にも良いと言う事になります。

そんな家作りをするとランニングコストも減り、体にも良く、環境にも良く全てが良くなります。

ポイント1【自然素材の材料を選ぶ】

地元長野県の木

長野県の場合、地元長野県の木を使用し、自然素材の材料で家を建てると、体にも優しく答えてくれます。

自然の山の木は、戦後に植えて残してくれた木を間伐し使用します。

それが山の木の成長を良くし、山の状態も良くなります。

そして、地元の山で育った木は環境にも合っているので、狂いが少なく建物にも最適です。

このような材料は芯持ち材で、粘りがあり建物には最適で、これにより高耐震の建物を組み上げることができます。

壁などの仕上げも、自然素材の珪藻土からホタテの貝殻を使用する事で、匂いを吸い調湿としても優れ、水で溶かせば元の練った状態に戻ります。

建物内部の床、柱、天井、壁にも、無垢の木を使用する事で、木のいい香りが楽しめます。香りも人間の精神の安定になります。

ポイント2【断熱性能を高める】

ただこれだけではまだダメです。他にも 寒冷地では建物の隙間をなるべくなくし、断熱性能を高める事が大切です。

断熱材はウール系の物から、発火性の無い物、ボード系のもの等を使用します。

後は開口部の玄関、窓、換気口などです。ここには木製のサッシや、断熱サッシと樹脂サッシなどを組み込みます。

こうする事により、冬は暖気が逃げにくく蓄熱し、夏は温まりにくいのです。

それから暖房器具の選択になります。こうした建物を作ることにより、暖房費がかなり浮いてきますので、後はランニングコストの安い物を選択される事をお勧めします。

イニシャルコストが安く、24時間暖房してくれてランニングコストの安い暖房機がありますので、それをつける事により自然破壊を押さえ、住む人の環境も自然に溶け込み易くなります。

良い建物とは自然を破壊するのではなく、必要な分だけ自然が破壊されないように使い、住む人の体に優しく、無理の無い安心した生活を送れる家作りが良い家作りだと思います。

最初に書いた家電製品もいらなくなって来る物もあります。

それは乾燥機付き洗濯機、加湿器、ダニ取り機能の掃除機などは普通の掃除機で十分であったり、また灯油式の暖房機も必要でなくなれば、当然灯油もいらなくなります。

なかにはこれらの機器がどうしても必要な方もいらっしゃると思いますが、大体こんな所です。

これらを総括して考えて見て下さい。イニシャルコストが押さえられ、ランニングコストが低く押さえられ、住む人の体に優しく自然崩壊を防ぎ、良い環境作りにつながり、良いことばかりです。

良い家作りとは、以上のことをまとめ総合的に良い環境である事だと思います。

ポイント3【無垢の木をふんだんに使う】

お客様の建物を建築させて頂くのは、地元の木をふんだんに使い創りあげる無垢の家です。

無垢の家とは、新建材と違い柱、桁、土台、造作材は全て張り合わせた物でなく固まり全部が本物の木です。

長野県の山の木

本物の長野県の山の木を間伐し乾燥させ、それをモルダー加工した物を実際に大工さんが墨付けし加工します。

その材料を木現地に運搬し建前となり、大まかな形になるわけです。

木で家を立てられる方たちは、やはり実際の山の木を見学したり立ち木にさわり、伐採工事を見に行かれる方たちもいらっしゃします。

そして山の木で建てた家は、お客様にとって感動の出来事となります。

その後、工事の進行状況に合わせてお客様と机の上でなく、現地にて建物を確認しながら打合せを進めていきます。

天井材から床材、壁材などの木の確認から貼り方などを見て頂きます。

そして、それらに係わる電気工事、水道工事などの打合せも進めながら、無垢の木の家が完成に近づいていきます。

いよいよ仕上げ工程になり、色決めから仕上がりの出来具合など無垢の木三昧を確認しながら、工事は完成を迎えます。

無垢の木三昧の家

そして完成し保護シートを取り外し掃除を済ませ完成です。お客様にご連絡をし完成した建物にお客様に入って頂きます。

玄関の戸を開けた瞬間それはなんとも言えない木のいい匂いが、あたり一面にただよい完成の喜びと感動を感じて頂きます。

お客様と、作り手と業者さん達とで、完成引渡しの説明が始まります。

細かな設定から仕様を説明させて頂き、その後建物の確認をして頂きます。

そして、お客様と作る側との、今までの経過、又、打合せから出来上がるまでの思いなどの話しになる事がほとんどです。

お客様の喜ぶ顔と「ありがとうございました」の言葉の掛け合いが、住まい手と作り手との感謝の瞬間となります。

住まわれてからお伺いさせて頂くと「やっぱり木の家はいいね」「これが本当の 無垢の家なんだね」変な臭いも何も感じない、「いい木の匂いがとても良いですね」と言って頂いています。

そんな時、工務店をやっていて本当によかったなと思います。

お客様のおかげで工事を続けさせて頂いています。

もっともっと努力し よい家作りを目指していきたいと思っています。