今朝は少し涼しいですね

おはようございます。

今日は週末でみなさんお休みですか。

今朝は少し曇り空で、気温が少し低く涼しく感じますね。

ただ日中は松本で33℃になるそうです。

7月も中盤となって、もう直ぐ8月を迎えようとしています。

8月と言えばお盆休みですが、みなさんはご家族でお出かけでも計画されていますか。

私は、何も計画していませんが、

同級会が有るのでそれには出席しようと思っています。

学校は愛知県ですので一泊で行ってきます。

愛知の8月は暑いんだろうなと今から覚悟しています。

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今日の気温です

 朝6時室内温度24℃

 外気温度22℃

 昨晩の室内温度28℃でした。

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少し時間ある時に読んでみてください。

花のお弁当

遠足の日のことでした。

お昼ご飯の時間になり、担任の先生は子どもたちの様子を見ながら、芝生の上を歩いていました。

色とりどりのお 弁当が並び、笑顔と笑い声があふれるなか、ふと向こうのほうに、

ひときわ鮮やかなものが目に飛び込んできました。

気になった先生がそっと近づいてみると、それは小学三年生の女の子のお弁当でした。

お弁当箱の中には、色とりどりの小さな花が、まるで絵本のようにぎっしりと敷き詰められていました。

そのあまりにも美しく、不思議なお弁当を見た瞬間、先生は言葉を失いました。

その女の子には、遠足の数週間前まで、一緒に暮らしていたお母さんがいました。

けれど、不運にも交通事故で亡くなってしまい、今はお父さんと二人きりの生活を送っていました。

お父さんはタクシーの運転手さん。

日によって勤務が変わる仕事で、遠足当日はちょうど仕事の日でした。

それでも朝早く起きて、炊飯器でご飯だけは炊いてくれていたそうです。

女の子は、自分で目覚ましをかけて起きました。

誰もいない台所で、お弁当箱にご飯をよそい、冷蔵庫を開けました。

そこにあったのは、梅干と沢庵だけ。

女の子は少しだけ考えて、卵を一つ取り出しました。

お母さんがよく作ってくれていた卵焼きを、自分で作ってみようと思ったのです。

けれど、うまく巻けず、ぐじゃぐじゃのままフライパンから外れたそれは、

まるで黄色いくしゃくしゃの布のようでした。

女の子は、それを白いご飯の上にのせました。

その瞬間、お母さんが作ってくれていた、可愛らしくて彩り豊かなお弁当の記憶がよみがえりました。

ハート型のにんじん、 花形のウインナー、星形の卵焼き。

お友だちと比べても恥ずかしくない、むしろ自慢できるような お弁当

それを思い出した女の子は、はっとして、今日のお友だちのお 弁当のことを考えました。

きっとみんなのお弁当は、カラフルで、おいしそうで、楽しそう。

そして、自分のお弁当箱を見下ろしたとき、そこには真っ白なご飯の上に、

黄色いぐじゃぐじゃの卵焼きがひとつだけ。

女の子は、お母さんの仏壇の前へ行きました。

手を合わせた後、そっと差してあった小さな花を一輪、また一輪と摘み取りました。

そして、卵焼きの上に、その花をそっと乗せたのです。

「これで……少しだけ、お母さんのお弁当に近づけるかな」

そんな思いを込めて、女の子はお弁当箱いっぱいに花を敷き詰めました。

そのお弁当を、彼女は大事そうに両手で抱えながら、遠足へ持って来たのでした。

その話を知った担任の先生は、遠足から帰ったあと、職員室の隅で大声を上げて泣いたといいます。

女の子の家庭の事情は知っていたつもりだった。

でも、どこかで“理解しているつもり”でしかなかった自分に気づかされ、

心の底から悔しさと申し訳なさで胸が詰まったのだそうです。

お弁当箱いっぱいに咲いた小さな花たちは、

女の子の小さな両手が綴った、母への愛と想いのかたちでした。

それは決して“可哀想”などという言葉では語りきれない、真っすぐで、強くて、

やさしい――尊い気持ちそのものだったのです。

突然の母親の死、耐え難い悲しさや苦しみが、

女の子の気持ち、お父さんの気持ちを考えると切なく応援したくなります。

人の死はいつやって来るか分かりませんが、

みなさんも健康管理確りして、末永く家族と幸せに暮らせます様に、

心から応援しています。

良い週末をお過ごしくださいね。

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佐々木より

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