良い天気ですね、でも暑い
おはようございます。
まだ6月だと言うのにこの暑さは異常ですね。
真夏日の気温で、まだ体が慣れていないので、
みなさんも熱中症には注意しててくださいね。
現場の職人さん達も暑くて大変だと、
休み休み作業を進めてくれていました。
今朝の新聞ではこの暑さが2週間ほど続くと書いてありましたが、
2か月の間違いじゃないですかね。
2か月と言うと60日ですから指より数えて涼しくなるのを待ちたいと思います。
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今日の気温です
6月17日
朝6時室内温度23℃
外気温度25℃
前の晩の室内温度27℃
6月18日
朝6時室内温度23℃
外気温度20℃
昨晩の室内温度27℃でした。
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急に暑くなって、いつもなら30℃になったらエアコンのスイッチを入れるんですが、
我慢していて熱中症になるのが怖いので、
今朝は既にエアコンのスイッチを入れました。
それにしても素晴らしく良い天気なんですが、
昨日の日中は36℃、今日の日中も36℃になりそうです。
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毎日スカイパークを自転車で一周していますが、
空高くからぴぴぴぴぴぴーと雲雀の鳴き声があちこちから聞こえてきます。
走りながら雲雀がどこで鳴いているのか空を見上げると、
多分50メートルほどの高さだと思うんですが、ホバーリングしながら鳴いています。
と思いきや、
急降下して地上に舞い降り、また飛び上がりそんな事を繰り返しているようです。
左の空から、右の空からもぴぴぴぴぴぴぴー
結構うるさいです。
でも、そんな声を聞くのも楽しみで、どんどん走って行くと、
バラ園のバラが今咲き初めとても奇麗です。
ヤマボウシの花は終わり、これからは薔薇と紫陽花と百日紅の花ですかね。
そのうち梅雨明けして真夏がやって来て、お盆が過ぎていつまで暑さが続くやら、
今年の秋はきっと短いんでしょうね。
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今日は暑いので涼しくなる話を紹介しますね。
Sさんの子どもは二人。
上が息子さんで、下は娘さんだ。
息子さんはようやく今年の春に幼稚園に通い始め、娘さんはまだ3歳。
新築の家を購入する時に二人の子ども部屋は作ったものの、
今のところ使用されたことは無い。眠るとき、一人になることを子どもたちが嫌がり、
結局夫婦の寝室に布団を並べて家族皆で眠っている。
その日も、Sさんはいつものように子どもたちと並んで布団で眠っていた。
ふと、扉が開く音で目が醒めたのだという。
Sさんは体を横たえたまま、首だけ起こして扉を見た。
リビングで夜更かしをしていた夫が寝室に来たのだと思ったのだ。
だが。
薄く開いた扉から覗く姿は、やけに小さい。
廊下の間接照明を背後から受け、その姿は暗く沈んで、ぼんやりと立ち上る陽炎のように見えたと言う。
「〇ちゃん?」
Sさんはその小さな体から、てっきり自分の娘だと思った。
気付かずに一人でトイレに行き、戻って来たのだろう、と。
「えらいね。こっちにおいで」
そう言って、Sさんは目を閉じ、再び枕に頭を埋めた。
小柄な影が、室内に入ってくる気配があり、Sさんはわずかに掛け布団を持ち上げてやる。
するり、とその小柄な体は迷い無く布団の中に忍び込んできた。
Sさんは薄く目を開き、自分の布団に入って来たその子どもを見る。
そして。
思った。
何故、この子は、洋服を着ているのだ、と。
Sさんに背を向けて横たわるその小柄な体は、洗いざらしの白いブラウスと、スカートの肩紐らしいものが見えた。
顔は見えないが、肩口で切りそろえたような髪は、汚れてよれて、頭皮脂のせいで髪束ができている。
その髪の隙間からうっすらと覗く首は、垢で汚れていた。全体的に、つん、と古い油のような匂いがしたという。
うちの子じゃない。
Sさんはそう思った。
うちの子は、今日もお風呂に入り、パジャマを着ているはずだ。
いや、そもそも。
大きいのだ。
布団にもぐりこんだこの子は、どう見ても、小学生ぐらいに見える。
Sさんはあわてて首をねじり、背後を見る。
そこには。
Sさんの娘さんが寝息を立てて眠っていた。
誰だ、これは。
そう思った瞬間。体が動かなくなった。
ゆっくりと。
ゆっくりと、向かいの子どもが、Sさんに向き合おうと寝返りを打ち始める。
Sさんは目を瞑り、必死に思ったのだそうだ。
ごめんなさい、私はあなたのお母さんになれません。私の子はここにいる二人だけなんです。
そう念じ続け、そっと目を開くと。
その子どもは姿を消していたそうだ。
布団の中にもぐりこむことはその後なかったが、夜間の廊下やトイレでしばらく出会うことがあったらしい。
ただ、Sさん家が室内犬を飼い始めた途端。
この子どもは姿を消したと言う。
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どうですか、涼しくなりましたか。
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今日もみなさんが幸せな一日であります様に
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佐々木より