今秋一番の冷え込み

おはようございます

 

今朝は、今秋一番の冷え込みとなりました。

先日まで、ユニフォームのままの出社でしたが、

今日は、さすがに一枚ジャケットを羽織って出社しました。

只今、モデルハウスの中では、

薪ストーブに火を入れ、静かな音楽を聴きながら、

ブログを書いています。

最近、気温がぐんと下がり、

乾燥して来たせいで、コロナウイルスの感染者が広がりを見せています。

北海道、東京、大阪では第3波ではと言われていますが、

やはり、こうなる事は、想像できていたはずですが、

GOTOトラベル、イートの影響もあると思いますね。

アメリカとドイツの製薬会社が、

予防接種ワクチンが出来たと言われていますが、

ワクチン開発に2年かかると言われている中、

1年で開発したのは、不安な状況であると言われています。

その結果、私たちは、如何すればいいのかと、

やはり不安になりますが、

それは、基本の3密を避け、予防対策を続けると言う事ですね。

 

今日の気温です

11月11日

 朝6時室内温度20℃

 外気温度2℃

 前の晩の室内温度23℃

11月12日

 朝6時室内温度19℃

 外気温度-1℃

 昨晩の室内温度23℃でした。

 

今日は気温がぐんと下がり、

空は、どんよりとした雲が薄っすらと広がり、

風は無く、木々は色付いた残り少ない葉を奇麗に見せていてくれます。

家の番犬モモは、いまだに小屋には入らず、

外で、丸まって寝ています。

私が朝、自転車を玄関から出す際には、

まだ、暗いので、モモは、

私が出かける音だと分かっていて、

モモっ、モモっと小さな声で呼びかけても、

身動きしません。

私が走り終わり、自宅へ到着した時も、

モモっ、モモっと声を掛けても、それもまた無視されて、

寒いのか、顔を腕の中に埋めて寝ています。

本当に、犬は寒さに強いんです、

小屋ぐらい入って寝ても良いのにと思うんですが、

それは、モモが決める事ですので、

私が口を出す事ではありませんね。

そう言えば、

夏の夜中に、モモが物凄い勢いで吠えて、

そっと外を見たら、大きなキツネがモモと睨みあっていた時、

パチンコで撃退してやろうとしたとき、

失敗して逃げられてからは、

考えて見たら、それ以来、来なくなったんです。

と言う事は、以前、パチンコで命中し、逃げて行ったキツネがまた来て、

その時、パチンコで撃たれることを察知して、

その後、またあそこへ行くと、パチンコで撃たれると思ったのか、

それ以来、来なくなったんです。

モモもそれ以来は、静かに朝までお休みできている様子で、

幸せな夜を過ごしています。

 

ちょっと週の途中で一息入れませんか、

ちょっとほっこりする話。

 

俺の娘が、俺の嫁になった話。

 

俺には、嫁がいない。

正確に言えば、嫁はいたのだが、病気で先立ってしまった。

ただ、俺には10歳の娘がいる。

娘は本当にヤンチャで、しょっちゅうケンカして帰って来る。

もう良い年だっていうのに、小学校低学年みたいな理由でケンカして帰って来る。

何やってんだ。

そう言えば、娘が最近料理をやり始めた。

普段から料理は全部嫁さんに任せていたからてんでダメで、

俺の下手くそな料理が気にいらないんだと。

口の減らないガキだな。

まぁ、めんどかったから良かったけど。

そのせいか、最近いつもやたら早く帰って来る。

友達いないんか、こいつは。

しかも、いちいち「一緒にご飯食べよ!」とか、

「一緒に寝よ!」とか、ガキかてめえは。

あ、ガキだったな。

そんな娘が25歳になった。

何かよ、結婚するんだと。

まぁ当然俺も呼ばれるわな。

バージンロード、一緒に歩いて欲しいとか、そんなんしんどいわ。

まぁ、でもこれでようやく娘が離れてくれる。

この15年間。

料理は私が作るとか言い出してから早15年経つわけだ。

いつもいつも俺に料理なんか作って、一緒に食べて、

一緒の部屋なんかに寝て、正直鬱陶しいと思う連続だったわ。

まぁ退屈はしなかったが、せいせいするわ。

華やかに彩られた式場。

煌びやかな衣装を身にまとった娘。

父へ贈る言葉。

「母さんへ」

って、母さんにかい。

「約束は守ったよ」

はい?

「母さんがいなくなってから、母さんの代わりに毎日ご飯作ったり、一緒に寝たり。

そうそう、父さんは面倒くさがり屋さんだから、

ムッとしてても気にしなくてもいいって言ってたの、本当だったね。

最初は不安だったけど、ある時、ふと不意に覗いて見たらにやけているのを見ました」

見られてたんかい。

「父さんね。口では、めんどくさい、しんどい、って言っていても

、なんだかんだ付き合ってくれるし。ちゃんと私のこと見ていてくれるし。

口は悪いけど、欲しい時に欲しい言葉、ちゃんとくれたよ。

私のご飯、最初は全然おいしくなかったのに、食べる度に美味い、美味いって沢山言ってくれた。

あの初めて作った肉ジャガとかひどかったのにね。

母さんが父さんに惚れた理由が解りました」

やめろ、恥ずかしい。

「私も父さんが大好きです。

だからかな。

母さんが最後に私にお願いした、私が結婚に行くまでは父さんのお嫁さんになってあげてってこと、

守って行けました。

父さんは寂しがり屋だから、一緒にいてあげないとダメダメだからって。

まぁ、大人みたいにキスするとか、恥ずかしくて出来なかったけど、

それ以外の嫁っぽいことは沢山してあげれたよ。

だから、うん、いつも一緒にいたから、寂しくなさそうだったよ」

あぁ、退屈はしなかったな。

「そういえば隠してたけど、たまに、父さんの事、

片親だーってバカにしている人もいたけど、その度、ケンカしました。

ボコボコにして言ってやりましたよ、私が嫁だからいーのって」

だからよくボロボロになって帰って来てたんかい。

「何か、周りから変な目で見られたり、バカにされ続けたけど、

全然辛くなかった。何せ、私の父さんは、自慢の旦那だったからね」

旦那言うな。

「でも、

でもね。

もう、一緒にいてあげられないよ。

もう一人、大好きな人ができました」

……。

「私はこの人と一緒に生きます。だから、母さんとの約束はここまでだね。

本当は離れたくない、離れたくないよ。

ずっと一緒にいたいよ。

でもね、ごめんね。

ごめん…ごめっ…」

バカやろう。

「父さん、私、お嫁に行っちゃうよ!

行っちゃうからね!

約束守ったからね!!」

ああ。

「だから、私がいなくてもちゃんと料理作るんだよ!コンビニの惣菜ばっかじゃダメだからね!」

えー、めんどくさいな。

「私がいないからって、暑い時にクーラーをガンガンにかけて寝ちゃダメだよ!風邪ひいちゃうからね!」

それはしんどいな。

「あとね、あとね…。

あれ、なんでだろ。

涙が止まらないや。

止まらないよっ…。

父さんっ…」

あの、バカやろう…!

俺は嫁に駆け寄って、全力で抱き締めてやった。

旦那が驚いて見てやがる。

今日だけは許せ。

「あのなぁ、これから人様の嫁になるって言うのに、こんなことでなに泣いてやがるんだよ。

母さんがいなくなった時だって、泣いてなかったくせに。

前だけ見やがれ。

旦那が心配するだろ。

お前には輝かしい未来があるんだ。

俺なんかと一緒にいるよりも輝かしい未来が。

誇りに思えよ、こんな物臭野郎の嫁を15年もやってたんだ。

誰とだって上手くいく。

幸せになれる。

お前にはその権利があるんだ。

だから、早く幸せになっちまえ」

でも、父さんが一人に…。

「バカやろうが。

俺は一人だって生きて行ける。

中年おっさんを舐めるなよ。

ほら、旦那が見てるだろ。

早く泣きやめ」

周りの連中が沈黙で俺たちを見守っている。

恥ずかしい。

ただ、言わなきゃならないことができた。

旦那の前に立つ。

「この通り、俺みたいな野郎のためにすぐ泣くがな。

15年も一途に俺みたいな野郎に尽くす、できた女だ。

他にはなかなかいないぜ。

すごいだろ。

そんなできた女を、旦那、お前にやる。

感謝しろよ。

ただし、

一つだけ約束しろ。

いいな。

これだけは絶対に破るな。

幸せにしてやってくれ。

全力で幸せにしてやってくれ。

こいつは、色んなものを犠牲にし過ぎた。

本来味わえるはずだった、輝かしい青春時代。

全部、俺にくれた。

こいつはもう、幸せになっていいはずだ。

だから、

頼むから、

頼むから、必ず、幸せにしてやってくれ…!」

俺は生まれて初めて全力で頭を下げた。

旦那は、力強く頷いた。

よし、もう思い残すことはない。

何か、色々やらかして恥ずかしいので、退散することにしよう。

俺は式場を後にした。

勢いで出てきちまったけど、この後どうするかな?

まぁ、取り敢えず夕飯のこと考えるか。

そうだな。

献立は、

嫁が初めての手料理で作ってくれた、肉ジャガにするか。

 

今日もみなさんが幸せな一日でありますように

 

佐々木より 

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今朝も寒いですね